(Item ID:tsubu:10001172)
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南部鉄器の魅力 重厚な姿。美しく繊細な文様。空間を装う高いインテリア性。お湯を美味しくしてくれる機能。良質の鉄(二価鉄)の摂取。鉄瓶は日本の誇るべきケトル・やかんです。現在、鉄瓶の評価は高まり、国内のみならず海外からも大きな注目を集めていて、多くの引き合いがきています。 鉄瓶には、まさにたくさんの種類がございます。価格も様々です。伝統工芸品のとしての価値の高い高価(数十万円)なものから、1万円以下の安価なものもございます。では高価なものはどういうものでしょうか。それは、手作りの度合いが特に高く、ひとつの型から1~数個しか作れない(※1焼型法)。工程の多いデザインで難易度が高い。有名な制作者のもの。(ブランド力がある)等が上げられます。 しかし、普段遣いのケトルとして使用するのにそう高価なものをそろえることは、難しい話です。だからといって、安ければいいと言うことでもありません。伝統工芸品として味わいのある鉄瓶がほしいでしょう。また安全でなければいけません。(元になる鉄が安全である必要があります。安い輸入ものには不安があります) ここに展示の鉄瓶は紛れもない「南部鉄器」です。安心の鉄で作られています。量産型(※2生型法)の製法で作られていますが、鉄瓶の砂肌はきれいで、型からだされた後の本体の表面仕上げは、熟練した職人により、大変きれいな処理が施されています。サビ茶の風情が素敵です。見事な仕上がりです。そして、鉄瓶の注ぎ口は、細めで、先が細く、湯切れがよいよう整えてあります。大変上品な注ぎ口になっています。つるは、専門の職人による「鍛造(たたいて作る)」で作られています。(中空にはなってはおりません) さらに、鉄瓶には次の伝統的技法が施されています。 ・内部は「※3釜焼き」です。金気止めが施されています。 ・表面は「カシューうるし仕上げ」です。 そのため量産型ですが、数は一度にそう多く作ることができません。価格に対して、質の高い良質な南部鉄瓶と思います。 ※1焼型法:鋳型は砂型を焼いて作る。すべての行程が手作り。紋様も職人による手作り。少量ずつしか生産できない。工芸品としての味わいが生まれる。 ※2生型法:砂、粘結剤、水で鋳型を作る。(焼いたりしない) 造形にはアルミの型を使用する。大量生産ができる。 ※3釜焼き:鋳型から取り出した鉄瓶の表面をきれいにして、本体及び蓋を炭火で800~1000℃程度の温度で真っ赤になるまで焼きます。それにより表面に酸化皮膜が付きます。この作業を「釜焼き(金気止め)」といいます。この皮膜は鉄瓶の中と外にできます。外は、はがしますが中はそのまま保ちます。(防錆の役目を担います)堀江皓著「南部鉄器」 (理工学社発行)より 南部鉄器の文様について 南部鉄瓶の文様にはたくさんの種類があります。その文様は、二つに 大きく分けることができます。それは、「肌文様」と「絵文様」です。 肌文様の代表格は「霰(あられ)」です。霰だけでもいろいろな種類があります。また他の肌文様として、松葉、梨地などがあります。 絵文様には、自然や生き物が多く取りあげられます。植物、花においては、ここに展示の桜、牡丹は最も人気の高い絵柄です。そして木は、松や竹などです。動物では縁起のいい、鶴、亀、そしてここに展示の竜が多く取り入られています。(馬の産地だったので馬も多いです)南部鉄瓶は形、文様等を組み合わせていくと、たくさんの種類となります。(参考文献 堀江皓著「南部鉄器」より) この鉄瓶は、「サビ茶仕上げ」になっております。これはサビ茶仕上げがもたらす、下地と上色によるコントラストが、立体感を与え、絵文様をより表現できるということから選択されました。 ご使用方法 最初にご使用になるとき:鉄瓶内部を軽くすすいだ後、水を8分目まで入れ、15分程度沸騰させます。初めは金気でお湯が濁りますので、3回ほど繰り返し、沸かしたお湯が無色になってからご使用ください。長期間ご使用にならず、保管していた場合も、使い始めは同様の作業を行ってください。 ご使用後:鉄瓶の内部に残ったお湯はそのままにせず、必ずポット等へ移して空の状態にし、乾燥させください。 ご注意:内面は決して手をかけないようにしてください。洗剤やスポンジ等でお手入れすると錆止めの酸化皮膜が取り除かれてしまうことがあり、錆の原因となります。 製品仕様 サビ茶仕上げ 容量:1.5L サイズ:W18.5×D15.5×H23cm 材質:鋳鉄 重量:1.8kg> 電磁調理器対応 ・この製品は「釜焼き」「カシュー漆」仕上げの鉄瓶です
